浅間山登山
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浅間山登山浅間山は、長野県と群馬県の境にある標高2568mの山で、日本100名山のひとつでもあります。浅間山は、日本屈指の活火山で、最も高い2568mの山頂への立入は禁止されています。 それでも、ごくごくまれに自己責任で2568mまで行っているバカがいるようである。 浅間山は、2012年から噴火警戒レベルが1の平常になったので、浅間山本体の前掛山2524mまで登山することができます。 ちなみに、警戒レベルが2の間は黒斑山(標高2414m)までしか登ることができませんでした。 ちなみに、100名山の浅間山の条件は黒斑山でいいことになっています。 それでも、前掛山と黒斑山では、天と地の違いです。 浅間山は、噴火警戒レベルがいつまた2になるか分からない山です。 なので、噴火警戒レベルが1である今のうちに登山しておかないとと、今回の浅間山登山となりました。 浅間山の登山道は、2か所です。 ひとつは、車坂峠からのコースで、もう一つは最短ルートの浅間山荘からの火山館コースです。 といっても、そこまで大差はありません。 最終的には、浅間山本体には同じ道になります。 この浅間山(前掛山)を、火山館コースで往復登山した登山レポートです。 |
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火山館コースの登山口は、浅間山荘のすぐ横です。 駐車場もありますし、登山口にはトイレもあります。 ちょっと高めですが、キャンプ場もあります。 浅間山荘の天狗温泉は、日帰り入浴もしています。下山後の温泉もバッチリです。入浴料金は800円です。 |
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浅間山が活火山というのを警告する看板です。 略すと「浅間山は、前兆現象無しでいつ噴火するか分からないので、自己責任で登山すること。また、火山ガスは危険なので、立入禁止個所には絶対に入らないこと」という事です。 実は、私がこの浅間山に登った日に、戦後最悪の死者数が出た御嶽の噴火がありました。 くわばらくわばら。 |
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まずは、最初のポイントである一の鳥居を目指します。 最初は、緩やかな林道歩きで、その後は、ややゴツゴツした林道歩きって感じです。 それにしても、浅間山は活火山です。沢の岩の色が完全に鉄泉の色です。 |
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登山口から25分で一の鳥居に到着しました。 ここまでは、準林道歩きの完全にハイキングレベルです。 この一の鳥居の所で、不動滝を経由して二の鳥居に行くか、直接二の鳥居に行くかの分岐があります。 不動滝を見たい気持ちはあったのですが、ちょっと急いでいたので、直接二の鳥居に向かいました。 |
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一の鳥居を過ぎると、道幅は登山道という感じになります。 一の鳥居までと違って、平坦ではなくなります。といっても、急な個所はほとんどありません。 |
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一の鳥居から約20分で二の鳥居に到着しました。 ここは、最初の休憩ポイントとして最適です。 一の鳥居の所で分かれた不動滝経由の道とは、ここで合流します。 二の鳥居は、登山口から2.3kmで、火山館までは1.8kmです。 |
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二の鳥居を過ぎてしばらく登ると、右手に岩山の牙山(ぎっぱやま)が見えてきます。 このコースは、谷間のコースのせいか、二の鳥居から火山館の間は、とくにガス臭いです。 普通、ガス臭い個所って荒涼としていますが、普通の森の中がず〜っとガス臭いという感じでした。 しかも、1時間くらい。 さすがは、浅間山です。ザ・活火山です。 正直、「怖い」と思いながら上りました。でも、自分より前に数人登っているから大丈夫と自分に言い聞かせながら登山していました。 |
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二の鳥居から30分くらいで、カモシカがよく姿を現すから名づけられた「カモシカ平」を通過します。 今度は左手に見事な岩山が見えます。 ここらの岩山は、浅間山の溶岩が冷やされて形成されたみたいです。 |
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荒涼とした硫黄臭のする区間を通過します。 とはいえ、それまでがガス臭かったので、大して気になりません。 この手前あたりで振り返ると、谷の隙間から下界を見ることができる所があります。 |
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登山口から90分で小諸市立の無料休憩所である火山館に到着しました。 火山館には、飲み水もありますし、チップ式の水洗トイレもあります。 軽食もできるようですね。 外には、イスとテーブルもあり、最高の休憩ポイントです。 火山館の階下にはシェルターもあります。 |
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火山館を出たら、最初は登って、すぐに平らな区間に入ります。 この比較的平らな区間は、浅間山本体の登りまでしばらく続きます。 それはさておき、火山館から約5分で、車坂峠からの登山道と合流します。そっちのコースは、トーミの頭から草すべりを経てここに来るわけですが、がっつり下らされています。 ここにも、登山口のような浅間山登山の警告看板がありました。 |
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先ほどの交差点から約15分で、今度は同じく車坂峠方面から黒斑山を経由してJバンドといわれる区間を経てくる道との分岐点に着きました。 どうやら、車坂峠方面から浅間山に登山すると、どのルートでもここまで大きく下らされるようです。 この区間は、比較的平坦でスピードが出せました。 ここにも警告看板があり、警告だけでなく、案内もありました。 それによると、ここから前掛山まで2kmです。そして、噴火警戒レベルが2になると、登山可能なのはここまでのようです。 |
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分岐を過ぎたら、すぐに林を抜け、浅間山登山の核心部に入ります。浅間山本体への長い上りです。 荒涼とした雰囲気の砂礫の登山道です。そして、けっこう急です。実は、ここまで急な登山道が続くというのはなく、とにかくだらだらと登っていたという感じでした。 なので、この上りはかなり堪えます。 |
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ひたすらの登りを約40分で、ようやく上に着きました。 | |||
ここからは、お鉢めぐり的な登山道にあります。 前掛山の山頂も見えています。 でも、けっこう遠いし、意外に高低差もある。 そして、さすがに、火口部だけあって、溶岩ばかりです。 |
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すぐにシェルターがありました。 もし、急な噴火があった場合、このシェルターに入り噴石から身を守ります。 写真ではいまいち伝わりませんが、そこそこ大きいです。とはいえ、ぎゅうぎゅうに人が入っても100人くらいが限界だと思います。 |
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前掛山山頂に向けてあとひと踏ん張りです。 ザ・火山という感じの登山道です。そんなに急でないので楽です。 言うまでもなく、景色は最高です。 |
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お鉢歩きをすること約20分で、標高2524mの前掛山山頂に登頂しました。ここが登山することができる浅間山山頂です。 山頂の標柱にも浅間山と書かれています。 浅間山山頂はそこそこ広いです。 |
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浅間山山頂からの景色は最高です。 まず、南半分の景色が素晴らしすぎです。なんといっても正面の富士山がクッキリ。その手前には甲武信ヶ岳や金峰山などの山々。さらに、八ヶ岳とその奥には南アルプス。さらには、中央アルプスや北アルプスも。槍ヶ岳も見えます。そして、眼下には、さっきは上だった牙山を見下ろし、軽井沢や佐久や小諸の街が一望です。 反対側の北と東は、雲海だったのですが、雲海の上には、草津白根山、四阿山、苗場山なんかも見えます。浅間山の本当の山頂もよく見え、本体の火口も見えます。すごい大満足です。 浅間山山頂からの360度パノラマ動画 |
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登山は道具選びから、技術の身につけ方次第で、大きく疲れ具合や楽しみ方が変わります。 それらを知らないと危険な上にただの苦行でしかありません。しかし、実際にそれらをきちんと教わる機会はほとんど存在していません。 そこで、まさにうってつけのDVDとテキストから構成された分かりやすい登山教室を紹介します。 それを見て、登山を学び登山ライフを楽しみましょう。登山ができると、旅行の幅もう〜んと広がりますよ。 あの有名なアルピニスト野口健も推薦する登山家 小西浩文の『目で見てわかる登山教室』 |
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さあ、黒斑山を眺めながら、下山開始です。距離は長いが急な個所が短いので膝は距離ほど疲れず下山できました。 下山中に、たくさんの登山者とすれ違いましたが、子供を連れての家族連れ登山も結構いました。浅間山は、活火山ですが、人気はすごいようですね。 コースタイム 登山口 → 25分 一の鳥居 → 20分 二の鳥居 → 45分 火山館 → 5分 草すべり方面からの合流点 → 55分 シェルター → 20分 前掛山山頂 → 60分 火山館 → 40分 登山口 |
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2014年9月下旬
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