赤石岳登山レポート
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赤石岳登山赤石岳は、長野県と静岡県の境にある標高3120mの山で、日本100名山のひとつでもあります。そして、日本で7番目に高い山です。赤石岳は、南アルプスの中でもかなり奥まった場所にあります。 すぐ近くには日本で6番目に高い荒川岳主峰の悪沢岳(東岳)もあり、この2つの山を2泊3日で縦走登山するのが、一般的です。 基本の登山基地は椹島で、ここを起点に反時計回りで悪沢岳と赤石岳を縦走する人が多いのですが、私は時計回りで縦走してきました。 登山基地である椹島までは、一般車は通行止めで、東海フォレストの無料送迎バスを使います。無料といっても、赤石小屋や千枚小屋・椹島ロッジなどの東海フォレストが経営する山小屋に宿泊することが条件です。 この赤石岳を椹島から登山開始し、赤石小屋に宿泊し赤石岳を登山して、そのまま悪沢岳まで縦走し、千枚小屋に宿泊して下山した登山レポートです。 |
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赤石岳の登山口です。 急な鉄の階段がスタートです。 いきなりの急なスタートが、この先の急登を予想させます。 ここから赤石岳山頂までは、2000mちょっとの高低差があります。 |
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まずは、森の中をジグザグと登ります。 なかなかの急登です。 |
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登山口から約35分で、赤石小屋までの5分の1地点に到着しました。 この先も5分の1刻みで看板があります。 |
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5分の1から5分の2までは、尾根道を比較的真っ直ぐに登ります。 尾根道なのに景色はゼロです。 |
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5分の2地点に来ました。 5分の1から50分かかりました。 |
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5分の2からは、まずは巻き道を進み、そのあと再び尾根道を淡々と登ります。 途中に赤色の「ハチ注意」の手製看板があり、ドキドキしながら静かに素早く通過しました。 |
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5分の3地点に到着しました。 5分の3地点の直前は緩やかで、それまでが急登続きだった分、比較的楽でした。 5分の2地点から5分の3地点まで50分かかりました。 |
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5分の3から5分の4までは、今までの登りが嘘のように比較的平らな登山道が続きます。 なんかちょっと登ってきた感があり「赤石小屋まであと少しかも?」と錯覚してしまいそうになります。もちろん、そんなことはありません。 5分の4地点までは45分かかりました。 |
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5分の4地点を過ぎると、急登の難所「歩荷返し」(ぼっかがえし)という岩場の急登があります。 きっと「荷物を背負って歩いている人がひっくり返ってしまうくらい急坂」という意味で付けられた名前だと思いますが、そこまで急ではありません。しかし、スタートからすでに相当体力を使っているので、けっこうきついです。 歩荷返しを過ぎると「赤石小屋まで30分」の看板がありました。 |
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歩荷返しを過ぎると、平坦な道が増えます。 いよいよ赤石小屋が近づいてきたという感じがします。 といっても、ロープがあるような場所もあります。 |
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そして、ついに赤石小屋に到着しました。 5分の4地点から約1時間かかりました。 登山口からは、休憩なしで4時間です。 |
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赤石小屋は、それ程大きくはありません。 入って、左奥が食堂で、右奥が部屋です。 部屋は2段になっています。 夕食は、眺めのいい食堂で食べます。ごはんとみそ汁のおかわりが自由です。 焼酎(いいちこ)が1合300円と安い。 トイレは、外にあります。ちょっと面倒くさいです。 トイレのみは100円です。 手や顔を洗う水も飲み水もあります。 赤石小屋は、総評としてきれいでスタッフの愛想もまあまあでした。 |
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赤石小屋のすぐ上に展望台があります。 赤石岳も見えますが、反対側には荒川岳も望むことができます。 ただ、下界を望むことはできません。 |
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赤石小屋の朝食を食べ赤石岳山頂に向けて出発です。 赤石岳山頂までは、3時間の道のりです。 赤石小屋という名前の割に、赤石岳山頂まで遠いにもほどがある。 まずは、富士見平を目指します。 富士見平までは、比較的平らな道と登りを繰り返します。 |
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赤石小屋から35分で富士見平に到着です。標高は約2700mmです。 ここは、広くなっていて、かつ、眺めも良く休憩ポイントとして最適です。 富士見平からは、赤石岳や荒川岳などの山々が望めます。 名前のとおり、富士山を眺めることもできるようなのですが、この日は残念ながら富士山を望むことはできませんでした。 |
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富士見平を出ると、登山道は少し下ります。せっかく上ったのにもったいない… そして、一気に細い道になり、巻き道のように延びています。 木の高さも少し低くなります。 ロープがあるような場所もあり、なかなか大変な登山道です。 それよりなにより、落石注意です。 |
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いよいよ、赤石岳山頂に向けての最後の急登の開始です。 印を見ながら上っていきます。手を使うほどではありませんが、かなり急です。 おまけに2800mを越えているので、息が切れます。 |
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そして、急登をついに上りきり、稜線の縦走路に到着しました。 富士見平から1:55かかりました。 |
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赤石岳へはまだひと踏ん張り必要です。 かなりガスっている中、尾根道を進んでいきます。 |
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赤石岳山頂直下は、最後の登りが待っていました。 | |||
そして、縦走路に出てから約20分、ついに赤石岳山頂が見えてきました。 いや〜長かった。 |
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赤石岳山頂に登頂した時には、ガスっていましたが、だんだんとガスが晴れてきました。 赤石岳の山頂は、全然平らではありませんが、そこそこ広いです。 景色は、絶景です。まずは、正面にある中央アルプスと伊那谷の下界の風景。 反対側は、まだまだ雲があって下界を見ることができませんでしたが、雲海とそこから頭を出す富士山の眺め。さすがに日本で7番目に高い山だけあって、完全に雲の上です。 ただ、聖岳などの赤石岳より南の南アルプスの山々は、まだ雲の中でした。 そして、これから縦走していく荒川岳も雲の中です。 赤石岳を通り過ぎたすぐ下には、赤石岳避難小屋が見えています。(下写真右) |
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登山は道具選びから、技術の身につけ方次第で、大きく疲れ具合や楽しみ方が変わります。 それらを知らないと危険な上にただの苦行でしかありません。しかし、実際にそれらをきちんと教わる機会はほとんど存在していません。 そこで、まさにうってつけのDVDとテキストから構成された分かりやすい登山教室を紹介します。 それを見て、登山を学び登山ライフを楽しみましょう。登山ができると、旅行の幅もう〜んと広がりますよ。 あの有名なアルピニスト野口健も推薦する登山家 小西浩文の『目で見てわかる登山教室』 |
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赤石岳避難小屋に行ってみます。避難小屋という名前と違って、立派な山小屋です。 赤石岳避難小屋は、東海フォレスト系列の山小屋で宿泊もできます。 ただ、カップ麺などの軽食しかなく、ちゃんとした食事はできません。 ここの名物はドリップコーヒーです。豆からちゃんと1杯1杯入れてくれます。うれしいことにチョコレートも付いていました。これでお値段なんと400円。標高3100mで喫茶店価格とは驚きです。 赤石岳に登頂したら、赤石岳避難小屋で休憩しながらドリップコーヒーを注文して飲みましょう。 赤石避難小屋のトイレは外にあり、100円です。 赤石避難小屋は、山頂の山小屋なんで、海外高峰登山の為の高度順応なんかにもよさそうですし、今度はぜひ宿泊してみたいです。 美味しいコーヒーを飲んで一休みして、荒川岳方面に縦走開始です。 赤石岳から荒川岳の悪沢岳までの縦走はこちら コースタイム 登山口 → 240分 赤石小屋 → 35分 富士見平 → 115分 縦走路 → 20分 赤石岳山頂 |
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大きな書店でも登山関連本が充実している所は少ないのが現状です。 そこで、登山関連書籍と登山地図を最大級で取り揃えてみました。 登山関連本と登山地図の百貨店 |
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2013年9月
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