笠ヶ岳登山レポート
登山のメインページへ
笠ヶ岳登山笠ヶ岳は、岐阜県高山市にある標高2897.5mの山で、日本百名山のひとつです。笠ヶ岳は、山頂部が傘をかぶったような特徴的な形をした山なので、よく目立ちます。 笠ヶ岳山頂に至る登山ルートは二つあり、新穂高温泉を起点として左俣林道を歩き笠新道を登るルートと、中尾高原口を起点とし槍見館の裏の登山口を出発し、クリヤ谷に沿って登山するルートです。 笠新道の方が一般的で時間がかからないルートですが、それでもコースタイムは登りで8時間以上の大変な山です。 この笠ヶ岳を、笠ヶ岳山荘で宿泊して、笠新道で往復登山してきた写真たっぷりの登山レポートです。 |
|||
笠ヶ岳の登山口は、ホテルニューホタカの所に、ゲートがあり、一般車進入禁止になって登山届と下山届を出すポストがありますので、ここを登山口と考えます。 もちろん、双六岳方面への登山口でもあります。 駐車場は、手前に有料駐車場が所々ありますので、それを利用するしかないでしょう。 |
|||
出発してしばらくは左俣林道を歩きます。 意外なことに、笠新道までの3分の1以上の距離は舗装しているのではないでしょうか? ちなみに、工事関係者の車両が、まあまあ通ります。 |
|||
傾いた橋を渡って少し進むと分岐点です。 登山口から林道歩き45分で、笠新道との分岐です。 この時は、工事関係者の詰め所があり、仮設トイレが使えました。もちろん、登山者にも開放されていました。 この分岐には水場がありますので、喉を潤しておきましょう。なんせ、ここからが本番ですから! |
|||
笠新道の杓子平までの上りの連続は、設定コースタイムが4時間以上ある長丁場の上りです。 体力に自信のない人は、拷問以外なんでもないはずです。 |
|||
笠新道の杓子平までの上りは、ほんとにただひたすら上りです。 急登か普通の登りかで登り続けます。 時たま、標高を書いた木の看板があります。 写真は1700m地点です。 |
|||
標高1800m〜1900mの間は、比較的上りが緩やかになります。 でも、上りであることは間違いないです。 |
|||
標高1920m地点。 杓子平までの約中間地点らしいです。 看板によると、杓子平までは1:30で、下までは1時間の地点らしいです。 はっきり言って「まだ半分か!」というのが大多数の人の感想だと思います。 しかも、ここまで景色はほとんどないときたもんだ。 下からのコースタイムは1:40。 |
|||
急な登りの連続です。 ミニ梯子は所々あります。 |
|||
標高2100m地点では、「槍・穂高の眺めが一望できます」とありましたが、この日はガスっていて全然でした。 写真は翌日です。 この辺りから、やっと木々が減ってきて眺めがよくなります。 |
|||
うんざりするくらい登りの連続です。ガレ場の 急登もあれば、登りやすい道もあります。 | |||
キター!!!!杓子平。 下からのコースタイムは3:40。 杓子平なのにすでに達成感を感じてしまった。 杓子平は、紅葉も始まっていて、雲の間から見ることができました。 杓子平は名前通り、一気に開けます。 さあ、休憩だ、昼飯だ。 |
|||
杓子平から、少しの間は平坦な道です。 | |||
平坦な区間の後は、抜戸岳へ向けて一気に登ります。なかなかの急登です。 | |||
峠を越えて、少しだけ下ると、縦走路との交差点です。 杓子平からは1:15でした。 ここからは、笠ヶ岳まで縦走です。 ここの看板によると、杓子平まで40分、下まで4時間、笠ヶ岳山荘まで70分らしいです。 そして、これは割とリアルなタイムです。 峠から抜戸岳は、案内はありませんがすぐですので、行ってみるのもいいと思います。 |
|||
笠ヶ岳までの縦走路は、大きなものはありませんが、かなりアップダウンがあります。 標高が高く空気が薄いので上りはきついです。ていうか、予想以上に距離が長い。 |
|||
笠ヶ岳山荘直前は、ガレ場(ゴーロ)の上りです。 この上りの始まり地点が、テント場です。 |
|||
ついに笠ヶ岳山荘到着です。 分岐点からちょうど70分かかりました。 とりあえずチェックインし、荷物を置いて笠ヶ岳山頂を目指します。 |
|||
天気も回復し、気分よく笠ヶ岳山頂に向かいます。山頂までは、ガレ場の急登ですが、距離が少ししかないのでそれほどきつくありません。荷物もないですし… | |||
そして、登ること15分で笠ヶ岳山頂に到着しました。 笠ヶ岳山頂は、ガレていますが、まあまあ広く居心地のいい山頂です。 手前に祠がある部分でなく、奥が笠ヶ岳山頂です。 |
|||
笠ヶ岳山頂からの景色は360度の大パノラマ。まさに絶景!! 東には、槍ヶ岳から穂高に続くゴツゴツした山肌。大キレットもよく分かりますし、穂高岳山荘もよく見えます。 南には、乗鞍岳や中央アルプス。ちょっと雲に邪魔されて、この日は富士山は見えませんでしたが、翌朝はばっちり見えました。 北側は、北アルプスの大パノラマ。剣岳・立山の「ツルタテ」もくっきり。薬師岳もよく見えます。 おそらく、間から小さく見えているのは妙高山付近の山々だと思います。 ちょっと残念なのは、雲海で高山方面の下界が見えなかったことです。 そして、本命の能登半島も雲の下。翌朝に期待します。 天気が良くて、それほど寒くなかったのと、あまりにも絶景だったので、1時間以上笠ヶ岳山頂にいました。 笠ヶ岳山頂からの360度パノラマ動画 |
|||
登山は道具選びから、技術の身につけ方次第で、大きく疲れ具合や楽しみ方が変わります。 それらを知らないと危険な上にただの苦行でしかありません。しかし、実際にそれらをきちんと教わる機会はほとんど存在していません。 そこで、まさにうってつけのDVDとテキストから構成された分かりやすい登山教室を紹介します。 それを見て、登山を学び登山ライフを楽しみましょう。登山ができると、旅行の幅もう〜んと広がりますよ。 あの有名なアルピニスト野口健も推薦する登山家 小西浩文の『目で見てわかる登山教室』 |
|||
笠ヶ岳山荘まで戻ります。 笠ヶ岳山荘までは、10分で下山できました。 笠ヶ岳山荘の宿泊と翌日のレポートはこちら コースタイム 登山口 → 45分 登りの開始 → 220分 杓子平 → 縦走路 75分 → 笠ヶ岳山荘 70分 → 笠ヶ岳山頂 15分 → 笠ヶ岳山荘 10分 |
|||
大きな書店でも登山関連本が充実している所は少ないのが現状です。 そこで、登山関連書籍と登山地図を最大級で取り揃えてみました。 登山関連本と登山地図の百貨店 |
|||
|
|||
北海道から直接お取り寄せしたものは別次元のうまさです!!特に、ほっけはありえないウマさ!! おいしい北海道を釧路から ?? 専門店のかに、うに、いくら、旬の逸品をお届け! |
2013年10月
・登山のメインページへ このページの上部に戻る ※当サイトはリンクフリーです。