北沢峠からの甲斐駒ケ岳登山レポート



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甲斐駒ケ岳(東駒ケ岳)登山

甲斐駒ケ岳登山

甲斐駒ケ岳は、長野県と山梨県の県境にある標高2967mの日本100名山のひとつです。
日本には、18の駒ヶ岳という山がありますが、その中で一番高いのが甲斐駒ケ岳です。

ちなみに、中央アルプス最高峰の木曽駒ヶ岳(2956m)を西駒ケ岳というのに対して、甲斐駒ケ岳のことを東駒ケ岳と呼びます。北沢峠にある「南アルプス北沢峠周辺案内図」には、東駒ケ岳(甲斐駒ケ岳)と書かれています。
でも、一般的には、東駒ケ岳より甲斐駒ケ岳の方がなじんでいますので、このページでも甲斐駒ケ岳と書かせてもらいます。

この甲斐駒ケ岳の頂上付近は白い花崗岩でおおわれたピラミッド型で、遠くから見るとまるで雪が積もっているような白い山容になっています。前日の仙丈ケ岳の登山道から眺めた時も、その甲斐駒ケ岳のさに息をのみました。

この甲斐駒ケ岳を、前日に仙丈ケ岳に登山し、長衛荘で一泊して、早朝より仙水峠を経て登山し、下山は双児山を経て北沢峠に戻るルートで登山してきた写真たっぷりの登山レポートです。
GO!GO!GO!にかけて、5:55分に長衛荘を出発。出発時に、スタッフから「楽しんできてください」と声をかけられました。「楽しむ」という表現がいいですね。

まだ暗かったので、仙水峠を経るコースをとることにしました。

長衛荘から林道を歩くこと約5分で分岐。そのあと、5分ほどで、北沢駒仙小屋に到着しました。
もちろん、通過です。
北沢駒仙小屋
甲斐駒ケ岳登山道 暗くて周りが見えないせいで、道が分かりにくく、苦戦しました。

仙水小屋まで、北沢駒仙小屋から約30分で到着しました。

この区間は、沢に沿った比較的平らな道を進んでいきます。
で、最後に上ったら仙水小屋です。

仙水小屋では、「朝食の準備の為立ち入り禁止」と「公衆トイレはありません」みたいに書いて紐が張られていました。かなり感じが悪いです。
仙水峠はもうすぐです。
仙水峠の直前は、ごつごつした岩場を緩やかに登山道は続きます。
甲斐駒ケ岳登山道
仙水峠 仙水峠に到着です。
ここが一つの休憩ポイントになります。
仙水小屋からは、20分で到着しました。

仙水峠に来て、甲斐駒ケ岳と摩利支天を眺めることができます。
仙水峠から見ると、山頂が白いのがよくわかるというか、すごい岩むき出し感が伝わってきます。
甲斐駒ケ岳登山道 甲斐駒ケ岳登山道
富士山を望む 北岳を望む
仙水峠の標高は2264mです。駒津峰は、標高2740mです。
この標高差を一気にほとんど1直線の急登で登ります。仙水峠までは、まさにウォーミングアップです。

しかし、苦しいことばかりでもありません。高度があがれば、鳳凰山や北岳や間ノ岳や塩見岳など、南アルプスの山々を眺めることもできます。目の前にある地面ばかりを見ずに、必ず振り返ってみましょう。
駒津峰まであとひと踏ん張りです。 甲斐駒ケ岳登山道
駒津峰 駒津峰から仙丈ケ岳を望む
鳳凰三山と富士山 仙水峠から、ひたすら 急登を登ること約1時間20分、ついに標高2740mの駒津峰に到着しました。
山頂は結構広いです。
ここが北沢峠から直接登ってくる登山道との合流点になります。

駒津峰からの眺めは素晴らしく、北岳や間ノ岳、仙丈ヶ岳などの南アルプスの山々はもちろん、富士山も見えます。

さらに、今まで見ることができなかった北から西方面の景色も見えます。
つまり、下界も見えるということです。さらに、穂高連峰などの北アルプスや中央アルプス、御嶽なども見ることができます。
つまり、東側以外の景色がすべて見える絶景です。
駒津峰で休憩がてら景色を楽しみ、甲斐駒ケ岳山頂に向けて出発です。

駒津峰から甲斐駒ケ岳方面に登山道が続いているのが見て取れます。
甲斐駒ケ岳登山道
甲斐駒ケ岳登山道 甲斐駒ケ岳登山道
実は、駒津峰から先は、少しだけ技術が必要になります。
気持ちのいい尾根道と思いきや、かなりの岩場です。登山ステッキが邪魔になるような箇所も結構あります。といっても、高い技術が必要な本格的な岩稜地帯というほどではありませんので、安心してください。
とはいえ、それまでと違って気を引き締める必要はありますよ。
直登と巻き道の分岐 駒津峰から20分。
甲斐駒ケ岳山頂への直登と巻き道の分岐です。

僕は、登山上級者なので直登を選択しました。
直登の方が早く登れるみたいですが、結果的に巻き道より5分くらいしか変わらないことが、別の登山者を目安にしてわかりました。

ちなみに、だいたいが巻き道で甲斐駒ケ岳の山頂を目指します。
直登コース 直登コース
直登コース 直登コース
甲斐駒ケ岳の直登コースに興味がある人も多いと思いますので、たくさん写真を載せてみました。
正直、技術的にはそれ程難しくはありません。レベル的には槍ヶ岳の先っちょに登るくらいの技術だと思います。でも、3点支持が必要な個所もあります。落ちたら死にます。慎重に登りましょう。
といってもずっとそんな場所ばかりでなく、普通の登山道の方が多いと思いますので、ご安心を。

最初は、岩登りなのですが、ペンキの印が少なくコースがやや分かりにくい。
そのあと、浮き砂利の地帯があります。さすがは花崗岩の山という感じです。技術的なものはいりませんがこちらの浮き砂利の方が神経を遣います。

時間的には、山頂まで40分ほどかかりました。
そして、ついに甲斐駒ケ岳山頂に到着しました。
北沢峠の長衛荘から登山を開始して、休憩込みで4時間弱で登頂できました。

甲斐駒ケ岳の山頂は、かなり広めです。
当然というかトイレはありません。
甲斐駒ケ岳山頂
富士山・北岳・仙丈ケ岳等
中央アルプスや北アルプスを望む
八ヶ岳を望む
甲斐駒ケ岳からの眺望は、まさに絶景です。雲もなく空気が澄んでいたので、もう丸見えです。

上の写真では、まず、鳳凰山の向こうに見える富士山。真ん中でとんがっているのが北岳。
お隣が間ノ岳。で、塩見岳から仙丈ケ岳まで南アルプスの山々の絶景が広がります。
日本で1・2・5番目に高い山のコラボです。

真ん中の写真は、下界がよく見えます。中央アルプスの木曽駒ヶ岳も見えます。
その向こうには御嶽。そして、乗鞍岳から始まり穂高連峰・槍ヶ岳を望み、白馬岳まで見えます。
と、考えると、甲斐駒ケ岳からは、日本の高い山ベスト5すべてを望むことができるということです。
すごいです。ただ、諏訪湖は山にさえぎられて見えません。

下の写真では、何と言っても蓼科山から八ヶ岳がどーんとあります。
その右には、瑞牆山や金峰山でしょうか。
JRの駅としては日本最高所の「野辺山駅」がある野辺山高原も「高いところなんだな〜」とよくわかります。
眼下には、中央道が走っていたりするのも分かります。

正直、甲斐駒ケ岳が、ここまで素晴らしい360度の大パノラマが広がる山だとは思いませんでした。
今まで、色々な山に登ってきていますが、景色のよさはトップクラスです。

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駒ケ岳神社本社 黒戸尾根方面からの道の先に駒ケ嶽神社本社があったので行ってみました。山頂からすぐ近くです。

ちなみに、黒戸尾根の登山道は、標高差2200mを登る日本3大 急登の一つです。

以前、その3大 急登の一つでやはり標高差2200mと黒戸尾根と同じである、剣岳の早月尾根を登ったことがあるのですが、標高差2200mはかなりきついですよ。
駒ケ嶽神社本社から、甲斐駒ケ岳山頂を見たところです。

とりあえず、甲斐駒ケ岳山頂に戻ります。
甲斐駒ケ岳山頂
甲斐駒ケ岳登山道 山頂で十分楽しんだ後、下山開始です。
摩利支天にも登頂するために、巻き道で下山します。

この道が、上りはいいと思うのですが、下りは浮き砂状で結構気を遣います。

摩利支天を下に眺めながらの道ですが、こけないように注意してください。
摩利支天への分岐まで下りてきました。
浮き砂利の下り道だったせいか、甲斐駒ケ岳山頂からなんと25分もかかりました。

とはいえ、せっかくなので摩利支天に向かいます。

今日、気付いたことは、甲斐駒ケ岳に登った全員くらいが摩利支天にも行くと思っていたのですが、ほとんどの人がいかないということでした。
摩利支天への分岐
摩利支天登山道 摩利支天へは、最初は平らで、最後は上りという道です。

念のためにロープがある場所もありますが、危ないところはありません。
摩利支天山頂 摩利支天山頂から仙丈ケ岳を望む
分岐から、約15分で摩利支天山頂に到着しました。摩利支天の山頂もまあまあ広いです。

景色は、素晴らしいと言えば言えるのですが、甲斐駒ケ岳山頂からの景色が低くなって、甲斐駒ケ岳が邪魔になってそっち方面が見渡せないという感じです。
甲斐駒ケ岳に登ったなら、景色的にはわざわざ摩利支天までくる必要はありません。
摩利支天にも登ったぞという達成感のために登ると考えてもいいでしょう。
摩利支天を出発し、再び分岐まで戻ります。

そのあとは、直登との分岐までは、高低差こそあまりなく比較的楽な道なのですが、岩場もあり、やはりこの巻き道もそれなりに面倒なコースなんだということがよく分かりました。
甲斐駒ケ岳登山道
双児山に向けて 摩利支天から駒津峰には40分で到達できました。

下りは、仙水峠に下りず、双児山に向かい直接北沢峠に下りるコースを選択します。

最初は、景色も開けていて気持ちいい道なのですが、双児山への上り位から森林の中に突入します。
双児山山頂 双児山からの景色
駒津峰から約35分で標高2643mの双児山に到着しました。
やはり、山なので、直前は上りでした。

双児山の山頂はあまり広くないです。景色は、北岳方面しか広がっていません。

ですが、適当な岩もあり腰を掛けられるので、このコースの休憩ポイントとしては、最適な場所だと思います。
双児山から北沢峠への道は、完全に森の中を進みます。

写真は、双児山と北沢峠の中間地点です。

結構な下りで、景色も全く見えないのでかなり疲れます。
甲斐駒ケ岳登山道
甲斐駒ケ岳登山道 そして、双児山から約1時間で北沢峠まで下山できました。
直前まで長衛荘を確認することができなかったほど深い森の中の登山道でした。
この写真には、非常にわかりにくいですが、長衛荘が写っています。それくらい深い森です。

広河原方面行の15時台のバスに乗ることがノルマでしたが、結果として13時台のバスに間に合いました。
甲斐駒ケ岳は、中級者以上であれば、ぜひ登ってもらいたい素晴らしい山です。
景色も素晴らしいし、コースも登山をしているという感じで楽しいし、最高の山だと思います。

ただ、登山の入門者が登るには、高度も高いし、少しの技術も必要だし、体力もいりますので、やめておいた方がいいです。

コースタイム 北沢峠 → 仙水小屋 35分 → 仙水峠 20分 → 駒津峰 80分
→ 甲斐駒ケ岳山頂(直登コース) 60分 → 摩利支天 40分 → 駒津峰 40分 → 双児山 35分
→ 北沢峠へ下山完了 60分
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2011年9月  

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