仙丈ヶ岳登山
仙丈ケ岳登山仙丈ケ岳は、長野県と山梨県の県境にある標高3033mの日本100名山のひとつです。また、広くてなだらかな山容から「南アルプスの女王」といわれることもあります。 さらに、もちろんというか、花の100名山であったりもします。 しかし、仙丈ケ岳を語るには、やはり圏谷(カール)です。 圏谷とは、氷河の浸食で円くえぐられた谷のことをいいます。 仙丈ケ岳には、東側に小仙丈沢カール、北側に藪沢カール、南東側に大仙丈沢カールと三つのカール(圏谷)があります。 この仙丈ケ岳は3000mを超える山としては比較的簡単に登ることができるのですが、現在は登山口の北沢峠までマイカー乗り入れ禁止となっていて、バスで行かないといけません。自転車もダメそうです。 その都合で、日帰りするとかなりの弾丸登山になるので、北沢峠付近にある山小屋に宿泊して、甲斐駒ケ岳とセットで登る人が多いようです。 基本的には、芦安駐車場などに車両を止め、そこから乗り合いバスやバスで北岳の登山口である広河原まで行きます。ちなみに、乗り合いバスは、バスよりほんの少し前に出発しますが、小回りが利く分かなり早く広河原に着きます。値段は、バスと同じです。 そして、広河原からは、バスに乗り換えて、北沢峠に向かいます。 なので、9月なんかは、北沢峠へは9時半前の到着になります。 で、最終の15時台のバスに乗って帰るくらいなら、余裕をもって1泊して甲斐駒ケ岳とセットで登った方がいいということです。 この仙丈ケ岳を、北沢峠から反時計回りで日帰り登山してきて、長衛荘で宿泊した写真たっぷりの登山レポートです。 |
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北沢峠です。ここに、仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳の登山口があります。 北沢峠には、長衛荘という山小屋があります。 その前には、水もたくさんあります。 トイレは、峠にチップ式のきれいな公衆トイレがあります。 甲斐駒ケ岳や仙丈ケ岳への案内板もあります。 ちょっとした登山基地といった感じです。 この先の戸台口方面からのバスも来ています。 |
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甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳のどっちを先に登山しようかと考えた結果、9:40に仙丈ケ岳への登山を開始します。 北沢峠からいきなり登る登山道もありますが、僕は、大平山荘にまず下りてから登るコースを選択しました。 約10分ほど下ったら大平山荘に到着しました。 |
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大平山荘を過ぎると、道はすぐ森の中に入ります。 最初の入り口付近は、比較的緩やかですが、やはり3000m越えの山です。 結構な急登の連続です。 |
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やがて道は、森を抜け、沢の横を登っていきます。 | |||
登山開始1時間ほどで、沢を渡り、今度は反対側をひたすら登っていきます。 途中滝があったりもします。 |
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登るのに必死で振り返ることを忘れがちですが、振り返るとそこには摩利支天を従えた甲斐駒ケ岳の白い雄姿が見えます。 なので、絶対にたまには振り返りましょう。 |
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5合目の王滝頭からの分岐道と合流したら、登山道は沢と別れを告げ馬の背ヒュッテへと向かいます。 | |||
ニホンジカの食害から植物を守るためのネットを過ぎると、馬の背ヒュッテはもうすぐそこです。 | |||
馬の背ヒュッテに着きました。 ここで、小休止をして出発です。 大平山荘から馬の背ヒュッテまで約2時間かかりました。 |
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馬の背ヒュッテを過ぎると、今までの 急登と違い、少しばかり道は楽になります。 | |||
仙丈小屋が近づいてくると、キャラボクかなにかの間の縦走路みたいな登山道になり、大変気分がいいです。仙丈ケ岳の雄姿を見ることもできますし、何と言っても下界を望むことができます。 御嶽や乗鞍岳、穂高連峰などが丸見えです。 |
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登山は道具選びから、技術の身につけ方次第で、大きく疲れ具合や楽しみ方が変わります。 それらを知らないと危険な上にただの苦行でしかありません。しかし、実際にそれらをきちんと教わる機会はほとんど存在していません。 そこで、まさにうってつけのDVDとテキストから構成された分かりやすい登山教室を紹介します。 それを見て、登山を学び登山ライフを楽しみましょう。登山ができると、旅行の幅もう〜んと広がりますよ。 あの有名なアルピニスト野口健も推薦する登山家 小西浩文の『目で見てわかる登山教室』 |
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仙丈小屋のすぐ下には、水場もあり、惜しげもなく水が流れています。 | |||
馬の背ヒュッテから約40分で仙丈小屋に到着しました。あとは、仙丈ケ岳にアタックするだけです。 気持ちのいい椅子とベンチがあったので、ここで、おにぎりを食べ、トイレも借りました。100円の清掃協力金が必要なのですが、タイミングが良かったのかもしれませんが、今まで利用したどこの山小屋のトイレよりもきれいでした。 山小屋の管理人とも話をしましたが、感じのいい方でした。 |
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下界を隠す怪しげな雲が仙丈ケ岳の西側に広がりつつあったので、さっさと仙丈小屋を後にします。 山頂は、すぐそこなんですが、空気が薄いうえに、坂もなかなか急でペースが上がりません。 下を見たら、仙丈小屋と、その向こうに甲斐駒ケ岳の雄姿が見えます。 |
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仙丈小屋から約25分で、仙丈ケ岳山頂に登頂しました。北沢峠から休憩込みで3時間40分ほどかかりました。 雲が広がって西方面の景色はあいにくでしたが、仙丈ケ岳からの景色は最高です。 山頂が雲に覆われてはいたが、富士山や北岳、間の岳もなんとかって感じで見えました。 仙丈ケ岳から見ると、日本で1・2・4番目に高い山が一度に写真に撮れるんですね。 その他ですが、甲斐駒ケ岳から鳳凰山も見えました。 山頂にいた人に聞くと、ちょっと前までは、御嶽や木曽駒ヶ岳、乗鞍岳なども見えていたそうです。 くそーおしい。 この仙丈ケ岳からの絶景で注目すべきは、やはりカールです。下を見ると、仙丈小屋は、そのカールにあることがよくわかります。 ちなみに、ここから大仙丈ヶ岳を経る間ノ岳方面への長い長い縦走路が出ています。 |
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1時間ほど仙丈ケ岳でほかの登山者と話をしたりしながら過ごし、小仙丈ヶ岳をへて北沢峠へ下山を開始します。 北沢峠の長衛荘で泊まるからこそ、ゆっくりできました。 上のパノラマ写真の尾根道が小仙丈ヶ岳を経ての下山道です。というより、その道を登山してくる人の方が多いのではと思います。 小仙丈ヶ岳への尾根道は、景色はいいのですが、なかなかハードなところもあったりします。 |
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仙丈ヶ岳を出発して約40分で標高2855mの小仙丈ヶ岳に到着しました。 さすがに山の天気です。雲がどんどん広がってきています。 |
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小仙丈ヶ岳を過ぎると、道は一気に下るというイメージです。 それもかなりの急斜面です。ここから仙丈ケ岳を登山する人が多いので、登りは結構つらいと思います。 |
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小仙丈ヶ岳から下ること約40分。 馬の背ヒュッテ方面に行く大滝頭の分岐に着きました。 ここから、登りの時にあった分岐に行くこともできるようです。 ここで、少し休憩します。 |
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休憩をおえ、再び下山開始です。 深い森の中を急坂で下っていきます。 少しは平らな部分もありますが、だいたい下りです。 登りで使うと、いきなり急坂で大変そうです。 ということで、約1時間で北沢峠まで下山できました。 今夜は、北沢峠の山小屋「長衛荘」に宿泊して、明日は甲斐駒ケ岳に登山します。 |
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仙丈ヶ岳は、3000mを超える山では、比較的に登りやすい山です。 とはいえ、決して楽な山ではありません。技術的なものはほとんど必要ありませんが、体力はそれなりに必要です。 それでも、山頂からの景色は、絶景としか言いようがありませんので、ぜひ登山することをおすすめいたします。 それも、マイカー規制で北沢峠付近の山小屋に宿泊する必要性が高いので、甲斐駒ケ岳とセットで登山することをおすすめいたします。 コースタイム 北沢峠 → 大平山荘 10分 → 馬の背ヒュッテ 2時間 → 仙丈小屋 40分 → 仙丈ケ岳山頂 25分 → 小仙丈ヶ岳 40分 → 大滝頭 40分 → 北沢峠 1時間 |
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2011年9月
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