キナバル山登山レポート
キナバル山ローズピーク登山キナバル山は、マレーシアにある東南アジアで一番高い山で、標高4095mです。このページでは、キナバル山の山小屋のひとつであるラバンラタレストハウスから、ローズピークに登頂し、再びラバンラタレストハウスまで下山した、キナバル山アタックの登山レポートページです。 ラバンラタレストハウスまでの登山レポートはこちら ラバンラタレストハウスの宿泊レポートはこちら |
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ローズピークへの登頂は、深夜の2時くらいから始まります。 2時くらいから、ラバンラタレストハウスではみんなが登山の準備をします。 そして、ヘッドランプの明かりをたよりに登山していきます。 私たちは、2時半くらいにスタートしました。 |
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足元はしっかりしているので、ゆっくり登れば危なくはないです。 | |||
ある程度登ると、ロープ場が登場します。それほど難しい技術は必要ありませんが、慎重に登る必要はあります。なかには、ロープがないと登れないような急な岩場もあります。 ですが、花崗岩の全く滑らない岩場なので、簡単にパスすることができます。 とはいえ、かなり空気が薄くなっているので、息苦しいです。 |
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標高3653mの7km地点付近から見た下界の夜景と星空です。 星は満点の星で、星座が日本と全く違います。そして、南十字星もはっきりと分かりました。 |
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サヤサヤチェックポイントです。 ここで、公園本部でもらった登山許可証みたいな首から下げるタグをチェックされます。 ここに、最後のトイレがありますので、必ずしておきましょう。 サヤサヤ小屋もここにあり、避難小屋的に宿泊できるみたいです。 標高は3670mです。 |
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サヤサヤ小屋を過ぎて少し進むと、ずっとロープが張ってあります。 ロープは決していらないのですが、ローズピークまでずっと張ってあります。 |
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そして、標高3929mの8km地点に到着しました。もう、富士山より高い高さです。 ここら辺で夜が明けてきましたので、朝日を見ることにしました。 上を見ると山頂のローズピーク、振り返るとサウスピークを望むことができます。 |
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ドンキーイヤーの右手から日はのぼりました。 しかし、ご来光の瞬間は、ちょうどドンキーズイヤーの裏あたりなのか、見ることができませんでした。 |
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いよいよロウズピークが近づいてきました。標高も4000mなのでかなり息苦しいです。 | |||
ローズピークへの最後の登りです。岩登りです。技術的には難しくありませんが、4000mを越えているので、この急登かなり息苦しくきついです。直前が比較的平らだったせいか、かなり堪えます。 高度として4000mに線があるなんて言われていますが、ほんとにありました。 |
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標高4095.2m、キナバル山の最高峰ローズピークに登頂できました。 この日は運がよく、晴れていただけではなく、風もありませんでした。おかげで寒くありませんでした。 ふつうは、風が強く寒くて長時間山頂にいることはできないそうです。 ラバンラタレストハウスからローズピークまで休憩込みで6時間ほどかかりました。普通は4時間くらいで登頂できるみたいですが、たっぷり休憩を取りながらだったのでかなりかかりました。 |
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キナバル山ローズピークの山頂は、岩でごつごつしていて、狭いです。 そして、しっかりした柵があるとはいえ、すぐ横に崖があったりして、やや危険です。 それでも360度の景色は、絶景としか言いようがありません。 まず、キナバル山の雄大な山頂部を見渡せるのは当たり前ですが、南シナ海まで望めます。 海岸部に湖もあるようで、そういうのも見て取れます。 むこうにあるビクトリアピーク(4094m)の方が高く見えますが、ローズピークの方が1m高いです。 |
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ドンキーイヤー(標高4054m)の後ろのキナバル山の裏側は、垂直な崖になっています。 サウスピーク(3921mとか3933m)も美しく、その下には下界の山々とその向こうにちょっと高めな山も望めます。サウスピークの右手には、セントジョンズピーク(4081m)も美しい。 標高2000mくらいの位置にかかる雲は、はるか下にあります。 もう最高です。山頂で約30分ほど絶景を堪能しました。 |
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登山は道具選びから、技術の身につけ方次第で、大きく疲れ具合や楽しみ方が変わります。 それらを知らないと危険な上にただの苦行でしかありません。しかし、実際にそれらをきちんと教わる機会はほとんど存在していません。 そこで、まさにうってつけのDVDとテキストから構成された分かりやすい登山教室を紹介します。 それを見て、登山を学び登山ライフを楽しみましょう。登山ができると、旅行の幅もう〜んと広がりますよ。 あの有名なアルピニスト野口健も推薦する登山家 小西浩文の『目で見てわかる登山教室』 |
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絶景を堪能した後、下山開始です。 下界を見下ろしながらの下山なので、最高の下山です。 それにしても4000mの紫外線は強い。サングラスと日焼け止め、リップクリームは必須といったところです。 |
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8km地点辺りは、眺めも良く、花崗岩の斜度もちょうどいいので、ちょっと昼寝をしていこうという事になりました。 キナバルサウスを眼下に眺めながらの富士山よりも高い天空の昼寝は最高でした。 |
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キナバル山の山頂部は、山並みだけでなく、登山道脇にも面白い岩があります。 これ、誰かが立てた岩でなく、自然に立っている岩です。おそらく、周りが風化してこんな形になったのではと思います。 |
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この角度から見るドンキーイヤーは、まさに耳に見えます。 | |||
サヤサヤ小屋のチェックゲートが見えてきました。 登りでは、この辺りまで完全な暗闇でした。 |
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ラバンラタ小屋を見下ろしながら、ロープ場を慎重に下っていきます。 そこまで危険ではありませんが、気を引き締めた方がいいのは確かです。 |
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登るときは、暗くてよく分からなかったのですが、標高3300m以上あるにもかかわらず、結構木々があります。 そして、なかなかの急坂です。木の階段が結構ありますが、これが濡れていると滑りやすい。 おまけに、1段1段がでかい。さらに、手すりの位置が妙に高い個所もあります。 |
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そして、ラバンラタレストハウスまで戻ってきました。 ラバンラタレストハウスの少し上に、6km地点(標高3290m)がありました。 コースタイムは、山頂から休憩込みで約3時間でした。 まだ、昼前でしたが、昼ご飯を食べ、くたくただったので、部屋に戻り昼寝をしたりして過ごしました。 夜は、夕食を食べて寝て、次の日の下山の体力を回復します。 次の日のマシラウルートでの下山レポートはこちら |
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2013年2月
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