三嶺登山レポート
三嶺登山 2010年11月上旬三嶺は、徳島県にある標高1893mの山で日本200名山のひとつでもあります。三嶺の読み方は「みうね」がもっとも一般的ですが、「さんれい」ともいわれています そして、この三嶺は、頂上から大変景色がいいことでも知られている山です。 この三嶺を、名頃登山口から登山してきました。 |
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見の越付近の国道438号線から見る三嶺です。 写真中央のとがった場所が山頂です。 |
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名頃登山口です。 名頃登山口には40台くらい停められる無料の駐車場があります。水洗トイレもあります。 名頃登山口は、名頃ダムの近くで、国道439号線を走っていたら、案内が出ています。 国道439号線をそれ、川を渡ったすぐの所です。 要するに、国道439号線から見たら、川の対岸すぐにあります。 |
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名頃登山口には、三嶺付近の案内がありますので、しっかりチェックしておきましょう。 おおよそのコースタイムも出ています。 |
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登山を開始して、約15分間は、緩やかな林道を進んで行きます。 | |||
林道の最初のヘアピンカーブで、林道から離れ、登山道らしい道になります。 もちろん、このまま林道を進んで行く事もできます。 |
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10分ほどで、再び林道と合流します。 この林道の直前が、三嶺の最初の登りといった感じです。 |
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林道を進むこと2分ほどでヘアピンカーブがあり、そこが三嶺の登山口になります。 ここから、三嶺山頂まで3.2kmとあります。 |
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三嶺登山道は、とくに 急登という感じではなく、比較的緩やかに森の中を登っていくという感じで危なくはないです。 ただし、落ち葉が積もっていたので、道が分かりにくい場所が何箇所もあります。 そういう場所は、赤いリボンやテープが木にくくりつけてあったりしますので、落ち着いて登山コースを探してください。 |
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そして、登山開始後約1時間でちょっと平らな尾根に出ます。 ここは、もう少し上まで林道で行った場合の登山道と合流点です。 ちなみに、今のコースでの林道からは1.4kmの距離と出ています。三嶺山頂までは、1.8kmです。 ここが、名頃登山口から約半分の地点になります。 なので、休憩ポイントとしていいとは思うのですが、景色が全く広がらないのが残念です。 |
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合流点からしばらくは、尾根道を緩やかに登っていきます。ほとんどハイキング気分です。 | |||
緩やかな箇所が過ぎたら、当然というか、三嶺に向けての登りが始まります。 といっても、 急登が続くということはなく、けっこう楽です。 それをしばらく登っていくと、登山道から三嶺の山頂と下界の展望が広がります。 やっとです。登山開始1時間30分、ここまで下界のまともな展望は一切ありません。三嶺は、かなりじらし上手な山です。 |
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一度視界が開けたら、気持ちい大展望の中を道は進みます。 写真は、登山道を振り返ったところです。 すこし道がザレています。 彼方には、塔丸、丸笹山、剣山、ジロウギュウが見えています。 |
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ニホンジカの数が増えているために、三嶺山頂付近のコメツツジやミヤマクマザサを食べられないために、ネットで鹿の侵入を防いでいます。 このテキサスゲートはよくできています。 普通は、扉があることが多いのですが、これは間隔をあけた丸太の橋みたいなもので、鹿のような足の細い生物であれば、下に足が落ち通行できないようになっています。 |
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ここまでくれば、三嶺山頂まであと少しです。 ここを登りきったところに池があり、T字路になっています。 そこを、ひとまず三嶺山頂に向かいます。 三嶺山頂まで300mです。 逆に行けば、すぐに三嶺ヒュッテです。 |
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T字路から先の道は細く、人とすれ違う時に待ってかわさなければいけません。 でも、向こうにもう三嶺山頂が見えていて、テンションが上がります。 そして何より、必ず振り返ってください。そこには、三嶺の山頂写真として有名なあの絶景が広がっています。そうです、池の向こうに三嶺ヒュッテ、そして背後には剣山などの山々。 まさに、天空庭園、天空の楽園と勝手にたとえるほどの絶景です。 |
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そして、登山開始後2時間、ついに三嶺山頂に登頂しました。T字路からは10分でした。 三嶺山頂は、そんなに広くありません。といっても、20〜30人は大丈夫ですが。 山頂があまり広くないせいか、風当たりは強いです。 それにしても、三嶺山頂からは評判どおりのすばらしい展望が広がっています。 今まで見えていた、剣山や塔丸などの剣山方面の山々はもちろん、国見山、矢筈山もはっきりと。 剣山から三嶺を経て天狗塚までの大縦走路にある高ノ瀬などの山や、三嶺から先の天狗塚も一望です。 この大絶景を見ていると、あちこちに縦走してみたい気分です。 ちなみに、剣山まで17km、反対方面の天狗塚まで4.7kmと出ています。 じつは、以前剣山から三嶺まで縦走したことがあるのですが、距離もそうですが、笹に覆われた箇所もありなかなか大変でした。 でも、天狗塚方面は、ここから見る限りものすごい爽快な縦走路に見えます。 |
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登山は道具選びから、技術の身につけ方次第で、大きく疲れ具合や楽しみ方が変わります。 それらを知らないと危険な上にただの苦行でしかありません。しかし、実際にそれらをきちんと教わる機会はほとんど存在していません。 そこで、まさにうってつけのDVDとテキストから構成された分かりやすい登山教室を紹介します。 それを見て、登山を学び登山ライフを楽しみましょう。登山ができると、旅行の幅もう〜んと広がりますよ。 あの有名なアルピニスト野口健も推薦する登山家 小西浩文の『目で見てわかる登山教室』 |
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山頂を後にして、三嶺ヒュッテ方面に向かいます。 そこで、おすすめ撮影ポイントの写真です。 三嶺山頂から、少し戻ったところです。 池が見えないのが残念ですが、右の崖と三嶺ヒュッテ、笹の草原、背後には剣山系。 |
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三嶺ヒュッテです。剣山頂上ヒュッテと違って、ここは避難小屋です。 中では、何人か休憩をしていました。 この三嶺ヒュッテの建物内には、トイレがありませんが、20〜30m先にヒュッテのトイレがあります。 つまり、三嶺にはトイレがあるということです。 この先の広いところで、昼食を食べ、青空を見ながら少し昼寝をして下山を開始します。 |
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下山は同じ道なのですが、落ち葉のせいで、気を抜くとほんとに道を見失いそうになります。赤いリボンをしっかり確認しながら慎重に下りましょう。 ただ、この三嶺、急登があまりないおかげで、比較的膝に負担がかからずに下山ができました。 下山の時間は、1時間30分でした。 |
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三嶺は、そんなに有名な山ではありませんが、展望は本当にすばらしい山です。 コースも高知県側からの登山道もあります。 また、縦走すれば、登山上級者でも満足できる山です。 名頃からの登山をいえば、急な登りはあまりないので、山ガールなどの初心者や高齢者が登るには最高の山です。ただ、コースタイムだと3時間以上かかることになっていますので、らくな山ではないですよ。 でも、避難小屋やトイレがある点も評価できるので、剣山ばかりに目をとらわれず、三嶺登山も視野に入れてみてください。 |
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