千枚小屋宿泊から椹島まで下山レポート
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赤石岳-荒川岳縦走登山その3(千枚小屋から椹島まで)日本で6番目に高い荒川東岳(悪沢岳)と7番目に高い赤石岳は、単独で登るというより縦走するのが一般的です。もちろん、一般登山道では日本屈指のスケールで、登山初心者が行くにはかなり厳しいものがあります。この荒川岳を椹島から登山開始し、赤石小屋に宿泊し赤石岳を登山して、そのまま悪沢岳まで縦走し、千枚小屋に宿泊して下山した登山レポートのその3、千枚小屋に宿泊から椹島までです。 椹島から赤石岳山頂までのその1はこちら 赤石岳から悪沢岳を経て千枚小屋までのその2はこちら |
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千枚小屋は、1993年に火事で焼失しており、新しいのを立てた為、かなりきれいです。 トイレは小屋の外にあります。宿泊者以外は1回100円です。 水場もあります。 千枚小屋も東海フォレスト系列の山小屋です。1泊2食の宿泊料金は9000円です。ちなみに、テント泊の人でも、椹島までのバスを利用するには、東海フォレスト系列のどこかの山小屋に1泊は宿泊する必要があるので、素泊まりという人がいます。 |
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千枚小屋の中は、真ん中が靴で移動でき、その両側が2段ベッドになっています。靴は、ベッドの所に置けばいいようです。 ご飯は、ちょっといい学食の定食という感じですが、標高2600mという事から考えると、すごい豪華だと思います。ちなみに、ご飯とみそ汁はおかわり自由です。 千枚小屋はなかなか快適な山小屋ですよ。 |
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千枚小屋からは、富士山を望むことができます。 この日は、富士山方面は1日中雲があったので、ここにきてやっと富士山を見ることができました。 |
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次の日、起床してすぐに出発できる準備を整えながら朝食を待ち、朝食を食べてすぐに出発しました。 なぜなら、椹島を10:30分に出発するバスに間に合わせかったからです。 6時前に出発したら、私のペースなら10時くらいに椹島に着くと想定していました。 千枚小屋を出て、最初は、ヘッドランプを着けないといけないくらい真っ暗な森の中を緩やかに下っていきます。 そうして進んでいるうちに、やがて明るくなりました。 |
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千枚小屋から25分で駒鳥池に到着しました。ベンチもあり休憩ポイントですが、出発して間もないので、少しだけ下にある駒鳥池を見て出発です。 駒鳥池は、小さな池の上、特別きれいでも何でもない池です。 |
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どんどんと下っていきます。 途中、木馬道跡なんかもあります。 |
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駒鳥池から40分で、見晴台に到着しました。地図によると、見晴台の標高は2140mです。 見晴台は、椹島−千枚小屋間で唯一の眺めがいい場所で、赤石岳や荒川岳を眺めることができるようです。上に出ると、雲がかかってはいましたが、赤石岳方面がよく見えました。 |
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見晴台のすぐ横には林道があります。 地図を見ると、登山道はこの先2度この林道を横切るので、2度目のポイントまで林道を歩けば、距離こそかなり長くなりますが、登山道よりも歩きやすく早そうです。 ということで、見晴台から登山道を離れ、林道を進みます。 |
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最初の方の、登山道が林道を横切る個所です。 林道は、一時停止です。 この林道ですが、作業車しか通行できませんが、私が歩いているうちに5台の車両が通行していきました。現場に行く時間とはいえ、意外に多い。 駒鳥池の先で、私を抜いて行った見る見るうちに見えなくなった2人組が、ここをちょうど通過していました。 どうやら、登山道より明らかに早いようです。 |
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さらに、どんどんと林道を下っていきます。 登山地図さえあれば、迷う事はまずないでしょう。そもそも、分岐もほとんどありません。 そして、林道を歩くこと約1時間30分で登山道と林道が再び交わる場所まで来ました。 ここからは、再び登山道で下山します。 もちろん、そのまま林道で椹島まで行くこともできますが、地図を見たらあまりに大回りになりそうだったので、登山道を選択しました。 |
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登山道に戻ると、最初は急な下りです。 林道で足が慣れているので、ちょっときついです。 |
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下ったあとは、比較的平らに進みます。 その後は、岩頭見晴しに向けてハードな上りがあります。 ここまで下ってきて、この上りは正直想定外でした。 岩頭見晴しからは、少しですが景色が広がります。 |
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岩頭見晴らしから先も、なかなかハードな道が続きます。 この付近、意外に難所です。 |
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標高1437mの鉄塔下に到着です。 ここまで来たら、ハードな区間は終了で、かつあとは下りです。 鉄塔下は、景色こそ全くありませんが、広く平らで、休憩ポイントとして最適です。 |
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鉄塔下を過ぎて、少し平らに進むと、一気に下り始めます。 | |||
で、沢に向けてどんどんと下ります。 写真では分かりづらいのですが、この道、急斜面にある細い道のうえ、細かい浮き砂利でズルッといきそうです。しかも急。 もしズルッといったら、かなり下の川まで落ちます。 こういう道が少し続きます。 十分気をつけてください。 個人的な感想ですが、この赤石岳から荒川岳を反時計周りで1周してきて、ここが一番危険だと思いました。 |
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川を吊り橋で渡ります。 けっこう揺れるし、下も見えますので、スリリングですよ。 |
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吊り橋を渡ると、清流の横を進んで行きます。 小さな滝もあります。 ロープが張ってあるような細い個所もあるので、ゴール間近だというのに気を緩めれません。 |
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椹島の近くの林道にでました。 ここまで来たらゴールと同じです。 あとは、林道を10分も歩けば椹島に着きます。 上の林道から登山道に入って約1時間5分でここまで到着しました。この区間、上級者の私ですら、下りで使うとけっこうハードなコースだと思いました。 |
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登山は道具選びから、技術の身につけ方次第で、大きく疲れ具合や楽しみ方が変わります。 それらを知らないと危険な上にただの苦行でしかありません。しかし、実際にそれらをきちんと教わる機会はほとんど存在していません。 そこで、まさにうってつけのDVDとテキストから構成された分かりやすい登山教室を紹介します。 それを見て、登山を学び登山ライフを楽しみましょう。登山ができると、旅行の幅もう〜んと広がりますよ。 あの有名なアルピニスト野口健も推薦する登山家 小西浩文の『目で見てわかる登山教室』 |
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南アルプスの登山基地である椹島に下山しました。椹島の標高は1100mなので適度に涼しいです。 椹島はなかなか広く、芝生の広場があり、随所にイスとテーブルもあります。 売店もトイレもあります。ここから、東海フォレストの無料送迎バスに乗ることができます。 もちろん、宿泊もでき、東海フォレストの無料送迎バスの対象の宿泊所になります。 詳しくは、椹島までの送迎バスの説明ページで 最後に、赤石岳と荒川岳の縦走登山ですが、スケールも大きく、晴れたら最高の山行になります。 しかし、距離も長いうえに高低差も大きく、危ないところも数カ所あります。 登山初心者は、手を出さないほうがいいでしょう。 コースタイム 千枚小屋 → 65分 見晴台 → 120分(林道使用) 鉄塔下 → 55分 椹島 椹島から赤石岳山頂まで(その1) 赤石岳山頂から荒川岳を縦走して千枚小屋まで(その2) |
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大きな書店でも登山関連本が充実している所は少ないのが現状です。 そこで、登山関連書籍と登山地図を最大級で取り揃えてみました。 登山関連本と登山地図の百貨店 |
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2013年9月下旬
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