国道193号線走破レポート
酷道193号線(2007年11月)
国道193号線は、香川県高松市と徳島県海陽町海部を結ぶ、四国縦断国道(酷道)である。 |
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ルートは海陽町海部から高松市に向かいます。 室戸岬を回って、国道493号(これもそこそこ酷道です)で東に出て、海陽町海部の分岐に向かいます。 そして国道55号線との分岐で左折します。 |
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国道193号線は、しばらく海部川沿いを完全2車線で続きます。 | |
そして、その時はやってきました。 完全2車線から一気に広めの1車線へ。 |
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こんな感じで国道193号線は、霧越峠へと登っていきます。 途中に、六丁轟林道との分岐があります。 この林道は以前はダートだったのですが、現在は舗装林道で、霧越峠の先が通行止めだった場合は、迂回路として利用できます。 |
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霧越峠です。 残念ながらあまり展望は開けてなく、景色がいい峠とは言えません。 |
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実は霧越峠から先こそが本番です。峠前後はたいていどこの酷道もやや太めになります。 この国道193号もそうでした。 しかし、ある程度下った後、それはやってきました。完全1車線区間です。 細い上、路面中央にコケが思いっきり生えている部分もあります。 こんな道が、那賀町海川まで続きます。 しかし、僕はよりによって霧越峠から数キロ下った地点で、ちびていたためかタイヤをバーストさせてしまいました。 そうです。この携帯も圏外で圏内に入るまで何キロあるか分からない地点でです。 さらに民家も一切なく、これまた民家まで何キロあるか分からない地点でです。 仕方ないので、歩いて圏内まで行くことにしました。 途中で車が来たらヒッチハイクしようと思っていました。 しかし、全然車は来ませんでした。30分後くらいにやっと来た車をヒッチして圏内まで連れて行ってもらいました。 圏内に行ったら、携帯で、徳島にあるレッドバロンに電話して、出張引き上げを頼みました。 出張引き上げ無料でしてくれるのがレッドバロンのいいところです。 でも、徳島市から90キロ近く離れているために、来るまでに3時間かかりました。 酷道を走るのは好きなのですが、もし本当に何もない地点でトラブルにあったら最悪ということを学びました。 ということで、続きの区間は翌日走りました。 |
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海川から木沢を過ぎるまで、国道193号線は国道195号線との併走区間を含めておおよそ2車線です。 併走区間には幅が細いため感知式信号での交互通行となっているトンネルがありました。 |
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木沢の中心街を過ぎてしばらく行くと国道193号はまた1車線になります。 |
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この区間は大轟の滝や大釜の滝などあり、かつ紅葉がすばらしい場所でもあります。 ただ、残念なのは駐車場がないということです。 この日は若干早いかなという印象を受けましたが、それでも紅葉はすばらしかったです。 以前、たまたまベストの時に通りかかったとき「なんだこのすごい紅葉は!!」と感動したことを覚えています。 さて、肝心の国道193号線なのですが、この峡谷区間は当然完全1車線です。しかも坂がかなり急。 崖の上を縫うような部分では垂直の岩場の横を抜けていきます。究極の落石注意です。 大釜の滝の所には、完全素掘りトンネルもあって、酷道ぶりを彩ってくれています。 |
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国道193号線は、土須峠に向けて向かいます。 峡谷を過ぎてからは、おおよそ1〜1.5車線くらいです。 ちょっと楽です。といってもこれでも十分酷道なんですけどね。 途中、日本一長いダート林道である剣山スーパー林道との分岐を過ぎれば、土須峠はもう近くです。 そして、峠の雲早トンネル(長さ123m)を抜けると、一気に展望が開けます。 この峠前後は、同じ道にもかかわらず、なぜだかちょっと前まで徳島県道253号だったのですが、県道の6角形の標識はなくなっていて、国道193号のおにぎり標識がありました。 どうやら、国道に昇格したみたいです。 |
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峠を越えたら、国道193は、1〜1.5車線で国道438と439のの併走区間まで延々と下っていきます。 国道同士のT字路ですが、当然信号はありません。 ここを左折します。 |
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国道193は1キロほど国道438と439と併走して、経の坂峠に向けて分かれます。 メインの方の国道438・439の方が細いのが笑えます。 さすがは「与作」といわれることがある四国最長で最強の酷道。 |
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国道193号経の坂峠越えは、実は酷道としてはB級です。 車線も1.5車線はあります。普通車同士のすれちがいも大して苦労することはないでしょう。 峠からの景色は全くありません。残念。 |
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そして、国道193号は、吉野川沿いの国道192号を待たずして、2車線快走路になります。 |
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