国道471号線(楢峠・栃折峠)レポート
国道(酷道)471号線 2010年9月国道471号線は、岐阜県高山市と石川県羽咋市を結ぶ国道(酷道)です。平湯からスタートする国道471号線は、国道360号線と分岐して楢峠に向かうとこからが酷道である。 この楢峠、酷道マニアの間では有名な峠です。 楢峠自体は、国道472号との併走区間です。 国道471号線は、楢峠を越え北に進み、栃折から国道472号線と分かれ、そこから羽咋までおおよそ単独走で続きます。基本的に酷道区間は、庄川の国道156号線との交差点までです。 この国道471号線の酷道区間である国道360号線から国道156号線までを走ってきました。 |
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国道360号線との分岐交差点直後の国道471号線です。しばらく、国道472号線と併走します。 ここは、国道同士の交差点にもかかわらず、信号どころか一時停止すらありません。 そして、いきなり完全1車線の急坂を緑いっぱいで上っていきます。 素敵過ぎです。 ちなみに、国道360号線も酷道なんでよろしくです。 |
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そして、程なくして路面がひび割れ、苔や草が生えた完全1車線の超急坂が登場です。 途中、ややこしい分岐があったので、これが国道471号線かちょっと自信がなくなります。 |
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酷道471号線は、二ツ屋谷という川沿いを完全1車線の急坂で上っていきます。 路面はひび割れ、コケや草が生え状態は非常に悪く、ロードバイクでは辛いのが本音です。 この酷道471号楢峠へは、オフロードバイクか車じゃないときついです。といっても、ところどころすれ違えれる箇所があるだけなので、車は対向車が来たら泣きます。 この区間で、楢峠まで唯一すれ違った車と出くわしましたが、バイクとのすれ違いもぎりぎり何とかでした。 最初のうちは、おにぎり標識が現れるまで、どっかの林道に突っ込んだかと不安になっていました。 なんせ、ガードレールもカーブミラーもほとんどありませんから! それぐらいすごい酷道です。 あと、右下の写真みたいに上の国道標識が同じように折れ曲がっているのを国道471号線ではいくつか見ました。理由はよく分かりませんが、きっと雪のせいだと思います。 こういう、ひん曲がったおにぎり標識も酷道らしさをかもし出しています。 |
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その後も、国道471号線は楢峠に向けて、完全1車線でガンガン上っていきます。 途中いくつものヘアピンカーブもあります。 しかも、こんな急坂の。 ヘアピンカーブにもかかわらず、相変わらずカーブミラーが付いていない所がほとんどです。 もちろん、ガードレールも無い場所がほとんどですので、転落注意です。 |
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ところどころ狭いながらも、御嶽山か乗鞍岳か分かりませんが、きれいな山の景色が広がるところがあります。 | |
国道360号線から約8.7km。 やっと国道471号・472号楢峠に到着しました。 こんなに苦労したにもかかわらず、楢峠自体からは景色が全くありません。 標高は1220mです。 小さな祠があります。 |
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楢峠を過ぎると、先ほどまでの急坂でなく、比較的緩やかに酷道471号線は下っていきます。 | |
楢峠を少し下ったところの県道との分岐です。 もう何年も通行止です。 標識からは、もはや案内さえ消されています。 なおす気ないんじゃないでしょうか。 |
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楢峠を越えてからも、国道471号は完全1車線で手を緩めてはくれません。 ただ、路面の状態(ひび割れ、コケや草)は、いささかましになっています。 こんな感じで、岐阜県と富山県の県境まで続きます。実は、楢峠は県境の峠ではないんです。 この区間を考えると、国道471号線楢峠は、国道157号線温見峠にどことなし雰囲気が似ています。 |
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国道471号の岐阜県と富山県の県境です。 県境プレートは岐阜県があるだけで、富山県はありません。こういうところも温見峠そっくりです。 ここには、小坂谷林道への分岐があります。 ここに9月10日から渓流釣り禁漁とありました。 今は、交通量が全くありませんが、渓流釣りの季節の休日は、何台かすれ違うこともあるかもしれません。 |
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県境からの国道471号線も完全1車線で続きます。 路面のひび割れやコケや草は、ほとんどなくなっていくらかましです。 しか〜し、美しい渓流沿いをほとんどガードレール無しの完全1車線で続きます。 最初はそんな高さでもないのですが、そのうちに川と酷道471号の高さはひらき、やがて断崖の上を走ることになります。落ちたら確実に死にます。でもガードレールなしの1車線です。 |
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国道471は、やがて、少し開けた切詰の集落にでます。やれやれです。 楢峠からここまで1台もすれ違いませんでした。 ここから先は、1〜1.5車線とやや太くなります。 といっても、次の集落まではまだまだ1車線区間があります。 |
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そのうち小さな集落を開けた感じで、国道471号線は続きます。完全2車線の区間もあります。 大長谷交流センターを過ぎて、川を渡るまでは1.5〜2車線です。 |
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川を渡ってから、国道471号線は、またまた酷道となります。 道幅はおおよそ1.5車線レベルです。 こんな感じで、国道472号線と分離する交差点まで比較的平坦に続きます。 このあたりの交通量は、集落がいくつかあるせいか、ちらちらあります。 |
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この交差点で、国道471号線と国道472号線は分かれます。 国道同士の交差点ですが、もちろん信号は無く、一時停止のみです。 ここから、国道471号線は単独走になります。 曲がったとたんに、いきなりの急坂です。しかも、道は完全1車線になります。 |
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栃折峠に向けて、酷道471号線は上っていきます。 ヘアピンカーブも連続の完全1車線の急坂です。 |
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驚いたことに、国道471号線は、さっきまでの酷道っぷりが嘘のような完全2車線快走路に突如なります。 この快走路が栃折峠近くまで続きます。 残念。 |
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国道471号線栃折峠です。 展望はありません。 さすがに栃折峠自体は酷道でした。 でも、数年以内に拡幅されそうです。 |
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栃折峠を下ると、道は完全2車線で利賀まで続きます。 交通量も少なく快走で菅沼ダムの横を疾走していきます。 |
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やがて国道471号線は、交差点を右に折れてすぐ新楢尾トンネルを抜け、利賀に入ります。 | |
利賀の中心地に向かう道との交差点です。 久しぶりの信号です。 |
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利賀から先は、もはや酷道といえないような快走路が続いています。 基本的に2車線です。たまに1.5車線が登場します。 ただし、川からかなりの高度を走っていますし、カーブもかなりきついのでスピードを出すことは禁物です。 |
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利賀から国道156号との交差点までは、ロックシェッド(スノーシェッド)が多い。 それも、1.5車線のロックシェッド。 なので、すれ違いに注意です。 |
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道の駅利賀です。 ここは海抜533mの高さであると出ています。 |
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道の駅利賀から、国道156号線までの間が、利賀から先の国道471号線の最後の酷道区間になります。 道幅は、おおよそ1.5車線です。 道の駅利賀を過ぎた先の右手に富山の名水と書いた水場があります。 それを過ぎると、小牧ダムのダム湖が見えてきて、そのダムの真横を通過します。 |
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そして、国道471号線は、国道156号線との交差点に出ます。 国道同士の交差点ですが、例によって信号はなく一時停止のみです。 ここから先も国道471号線は羽咋市まで続きますが、酷道区間はおおよそ終わりなので、今回のレポートはここまでとします。 ちなみに、この交差点のすぐ近くにある「おまきスパガーデン和園」という温泉の露天風呂は、広くてなかなかいいですよ。 |
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国道471号線は、酷道マニアにはぜひ走ってもらいたい1本だと思います。 よく通行止になるので事前に通行止情報を調べて挑戦してみてください。 国道471号の酷道ランクとしては、私はA級酷道とさせてもらいます。もちろん、楢峠だけをみると完全にS級酷道です。 ですが、栃折峠から利賀を経て国道156号までが、あまりに道が拡幅されていたためにやはりA級とせざるをえないと思います。もし、この区間に完全1車線があったら、酷道区間の距離も長くなり、S級は間違いないです。ほんと、惜しいところです。 ただ、楢峠に関しては、拡幅も一切入っていないし、トンネルを掘ることも無いでしょうから、国道471号線自体は向こう何十年かは酷道であり続けてくれることでしょう。 |
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