国道308号線走破(ウォーキング)レポート
国道(酷道)308号線暗峠 2009年3月国道308号線は、大阪市と奈良市を結ぶ国道(酷道)です。需要から考えるととても酷道になりえないのですが、これと並行している第2阪奈道路という高速道路があるために、この道は酷道として残っています。 この酷道308号線は、暗峠(くらがりとうげ)という酷道マニアの間では有名な峠が存在します。 なにが有名かというと、石畳の峠、超急坂、そして完全1車線ともう言うことなしの国道だからです。 距離は全区間で32キロと短いのですが、そういった理由でこの国道308号線は、S級酷道にランクされます。 その酷道308号をJR奈良駅をスタートして、平城宮跡の近くから暗越を越えた枚岡まで歩いてきました。 |
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国道308号線の平城宮跡の近くです。 | |
国道308号線は、右方面の道なりと案内されていますが、道なりに行くと第2阪奈に行きます。 なんと正解は、県立奈良病院の方のまっすぐな細い道です。 |
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国道308号線の尼ヶ辻駅付近は、広い1車線といった感じです。 交通量は街なかのせいかかなり多いです。 |
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尼ヶ辻駅のところを過ぎたら、国道308号線よりほんの少しだけそれますが、有名な垂仁天皇陵があります。 | |
垂仁天皇陵を過ぎると、国道308号は、おおよそ 1.5車線くらいで続きます。 この区間、案内はしっかりと見落とさないようにしてください。 基本的に、走り抜けてほしくない道なので、案内が乏しいです。 地図かナビは必携です。 |
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この辺は、なんとまだバスが走っています。 | |
第2阪奈道路をくぐると、国道308号線は、酷道ぶりの本領を発揮します。 この辺りから、あれだけ走っていた国道308号線の交通量はほとんどなくなります。 |
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国道308号線は県道7号線との交差点をまっすぐに進みます。 やがて国道308号は、のどかな田園地帯を抜け最初の峠である榁木峠に向かっていきます。 この辺りから完全1車線の開始です。 |
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細い!!細すぎです。まさに酷道。住宅地の横の道のほうがまだ太いです。 どれくらい細いかということで、デイパックを国道308号線上に置いてみました。 道幅の約5分の1を占めました |
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国道308号線は、やがて再び第2阪奈道路とからみながら走ります。 第2阪奈道路を越える部分からは、奈良方面の景色がなかなかよく見えます。 |
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追分本陣村井家の所の交差点です。 国道308はまっすぐです。 |
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奈良県の上部、しかも標高があまりないにもかかわらず、チェーンがないと冬季は通行したらダメという看板です。 さすがは、酷道308号線です。 でも、実際、雪が積もることも凍結することもないと思います。 |
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不法投棄、不法耕作、不法占有禁止の看板がありました。 不法耕作ってところがなんとも関西らしい。 ですが、この辺り、実際不法投棄のゴミがたくさんありました。ほんと、悲しすぎです。 |
ここの交差点、道なりに進むんですが、分かりにくすぎ!! 「矢田山遊びの森」でない方が正解です。 |
酷道308号線は、榁木峠へ完全1車線で向かっていきます。 交通量は、皆無です。 |
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国道308号線榁木峠の直前で、榁木大師が左手にあります。 トイレもありますので、絶好の休憩ポイントです。 榁木峠では、矢田丘陵遊歩道と交わります。 |
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国道308榁木峠を越えると、超急な下り坂です。 路面に滑り止めも施されています。 普通なら、これはすごいと思うレベルですが、なんせこの先は暗峠越えですから、この程度では驚きません。 |
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急な下り坂を下ったら、国道308号線は完全2車線部分が登場します。 この辺からの景色はまあまあです。 生駒山やこの先の国道308号暗峠も見ることができます。 途中、足湯もあります。 |
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2車線の国道308を下り、信号を右へ第2阪奈小瀬インターの方へ向かいます。 で、この写真の部分を左にまっすぐ進むのが国道308号線です。 そこには、幅員狭しの標識があり、酷道308だということが分かります。 すぐに、大瀬ふれあい公園を右に見ることができます。 |
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そして、国道308号線は完全に住宅地といったところを走っていきます。 | |
南生駒駅の南側の踏切を渡った辺りがちょっとややこしいので説明します。 まずは、南生駒駅を横目に通り過ぎます。で、その先の橋を渡り、国道168号線を少し戻るような形で進むと、150m先右が国道308号線という案内が出ていますので、そちらへ進みます。 あとは、なんとか分かると思います。 ただ、実は、この複雑な部分ですが、簡単な行き方がありました。それは、踏切を渡って最初の橋を渡り、国道168号線との交差点をまっすぐ進めばいいだけということです。 でも、これはずるですね。 |
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南生駒の辺を過ぎて、国道308号線は、完全1車線で暗峠へ向けて、しばらくは住宅地を進んでいきます。 基本的にまっすぐ進めばいいので迷うことはないと思います。 |
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酷道308号線暗峠へ向けての前半戦の登りは、完全1車線をメインに、2車線部分もあったりします。 また、急坂もあったり比較的平らな部分があったりとかなりバラエティにとんでいます。 |
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酷道308号線暗峠へ向けての後半戦の登りは、1.5車線をメインに、2車線部分や1車線もあったりします。基本的に急坂です。おそらくですが一番急なところは余裕で15%勾配は超えていると思います。 この区間はかなり開けており、棚田の景色もなかなか風情がありますし、奈良方面の眺望もなかなかのもんです。 |
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国道308号線は、完全1車線で信貴生駒スカイラインをくぐると、暗峠です。 | |
国道308号線暗峠(くらがりとうげ)です。 暗越(くらがりごえ)ともいわれます。なんかすごくしっくりする名前です。峠部分は石畳です。 茶店とかもあり、日曜だからかもしれませんが意外ににぎわっています。 で、私みたいに、歩いて暗峠を越えている人も何人かいました。 それと、車もけっこういました。バイクもいました。 国道308号線暗峠休日の交通量は、酷道ということを考えると相当いるようです。 |
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国道308号線暗峠付近は完全1車線です。車が道はいっぱいになりながら走っていきます。 | |
ゲートのある交差点の所に、酷道ならではの看板のオンパレードです。 ここを過ぎると、酷道308号線の真骨頂です。 |
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名水「弘法の水」です。 でも、水質検査の結果、生で飲むのは避けてほしい旨のことが書かれていました。 大阪が近いので納得です。 |
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「弘法の水」を過ぎてすぐ、国道308号線は超急坂区間に差し掛かります。 車がエンジン音を響かせて登っていきます。 そりゃそうだわ。これ20度あるんじゃないでしょうか。 ちなみに、以前雨の日に歩いたことがあるのですが、車がタイヤを滑らせてかろうじて登っていった光景を見ています。 ということで、雨の日には通らない方がいいですね。 登ろうとすれば、アキレス腱を伸ばす運動になります(笑) |
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国道308号線の超急坂・超ヘアピンカーブの部分です。 車が滑った後なのか、ブラックラインがしっかりついています。たぶん、雨の日に登らなくて滑ったんだと思います。 ちなみに、私はバイクでもこの区間を走ったことがあるのですが、この部分確かにきついです。 |
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おそらくこの先が一番急だと思います。 右の写真の垂直な柱を基準にして、分度器で角度を測ると、なんと約30度です。 いくら、部分的とはいえ国道とは到底思えません。 |
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でも、道路脇の看板には、ここがやっぱり国道であることがしっかり記されています。 なんてこったい酷道308号線!! |
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ところどころ、酷道308から大阪の超高層ビル群を望むことができます。 | |
国道308は、枚岡公園内をおおよそまっすぐ急坂で下っていきます。 枚岡公園なので、トイレも休憩舎もあります。 桜の時期はきれいそうです。 |
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枚岡公園を過ぎても、国道308号線は、まっすぐ住宅地を完全1車線の急坂で下っていきます。 | |
近鉄線をくぐると、国道308号線は細い2車線になります。 ここから先は、酷道区間でないので、ここをゴールとして、当レポートは終了とします。 歩きの方は、枚岡駅が近くにあるので、便利です。 |
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国道308号線は、まさに酷道中の酷道!!S級酷道です。 暗峠の完全1車線超急坂も石畳の峠もすごいですが、榁木峠だって完全にS級です。 国道308号線の全区間の半分は、酷道区間なので、酷道マニアには絶対に走ってもらい1本です。 ただ、雨の日はやめておいた方がいいのと、休日の車での走行もお勧めいたしません。 バイクか歩いて通行することをお勧めします。 ちなみに、ウォーキングコースと考えて歩くと、歴史道なのでかなり味がありますよ。 距離もこの区間で20キロくらいなので、ちょっと長いウォーキングをいするにはちょうどいいです。 参考までに、休憩や写真を撮りながらですが、この区間は約5時間で歩けました。 まあ、とにかく国道308号線は、スーパー酷道です。 |
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